米国において、これまで審査官による最終拒絶通知後の手続きとして運用されてきました、After Final Consideration Pilot Program 2.0(AFCP2.0)の延長と廃止が決定されました。本パイロットプログラムは、2024年9月30日が試行期限とされていましたが、2024年12月14日まで試行期間が延長されたのちに、廃止されることとなります。
AFCP2.0は、出願人が審査官から最終拒絶通知を受けた場合に、クレーム補正を伴う応答を条件付きで認めるものです。このパイロットプログラムの利用後、審査官は補正によってすべてのクレームが許可されると判断した場合には許可通知を発行し、許可できないと判断した場合には、出願人との間でインタビューを実施することとなっています。
このプログラム廃止後の後継となる取り組みは提案されていないため、今後出願人は特許規則 CFR 1.116 に基づく最終拒絶後の補正や、審査手続きを進めるための審査官へのインタビュー依頼などの手続きを、必要に応じて行うことになると考えられます。
くわしくは、米国の連邦官報のページをご確認ください。