特許庁は、令和5年3月9日に、令和2年4月1日より新たに保護対象となった画像、建築物、内装の出願動向をまとめて、「改正意匠法に基づく新たな保護対象等についての意匠登録出願動向」として公開しました(pdf)。
1.動向の概要
画像 | 建築物 | 内装 | |
出願件数 | 3,904 | 1.030 | 743 |
登録件数 | 2,210 | 647 | 415 |
(「改正意匠法に基づく新たな保護対象等についての意匠登録出願動向」より引用)
建築物や内装についても、登録件数が400件以上あり、活発に出願が行われていることがわかります。
2.登録例
登録となっている画像、建築物、内装は例えば、以下のようなものがあります。
2.1 画像
・アイコン用画像(三菱電機株式会社・意匠登録第1738176号)
・車両情報表示用画像(株式会社小糸製作所・意匠登録第1727909号)
・アイコン用画像(公益社団法人2025年日本国際博覧会協会・意匠登録第1735315号)
2.2 建築物
・駅舎(東日本旅客鉄道株式会社・意匠登録第1671774号)
・住宅(大和ハウス工業株式会社・意匠登録第1725683号)
・集合住宅(大和ハウス工業株式会社・意匠登録第1728588号)
・オフィス(株式会社熊谷組・意匠登録第1722569号)
2.3 内装
・マンション共用部の内装(ミサワホーム株式会社・意匠登録第1671961号)
・オフィスの打合せエリアの内装(コクヨ株式会社・意匠登録第1738386号)
・オフィスの内装(株式会社イトーキ・意匠登録第1729653号)
・自動車用内装(AZAPA株式会社・意匠登録第1687599号)
3.まとめ
画像や建築物、内装について登録が可能となり、デザインをより多面的に保護することができるようになりました。登録例を参考に、出願を検討されてはいかがでしょうか?。
弊所でも、ご相談を承りますので、是非、ご検討ください。